県内最大のため池「国兼池」やアカマツ林など豊かな自然に囲まれた、庄原市の国営公園。園内には大型複合遊具を備えた「つどいの里」や「大芝生広場」があり、子連れのファミリーに人気。「花の広場」を中心にチューリップやアジサイ、コスモスなど四季折々の花が咲き、気軽にピクニックや野鳥観察が楽しめる。キャンプ場や宿泊施設、本格的なグラウンドゴルフコースなども完備。冬季のイルミネーションも好評である。

比婆道後帝釈国定公園の一角を成す山。島根県との県境にあり、標高1200m級の山々が連なる。高山植物が豊富に群生し、一年を通して多くの登山客を惹きつける名勝。また、「古事記」に登場する国生みの女神・伊邪那美尊(いざなみのみこと)を葬った「比婆山」との言い伝えがあり、「比婆山伝説の地」として広島県史跡に指定されている。国指定天然記念物のブナ純林に囲まれた円丘の中央には、伊邪那美尊の陵墓と伝えられる苔生した巨石が横たわっている。

鳥取県との県境に位置し、比婆道後帝釈国定公園の一角を成する山。標高1000mを超える高地で数々の高山植物や希少な動物を見ることができる。一面の芝生が広がる「月見が丘」や放牧の名残を留める石積など、自然と人とが作り出した景色は圧巻だ。西に連なる岩樋山から道後山頂にかけては万里の頂上さながらの道が累々と続く。春から夏にかけては色鮮やかな高山植物、秋には紅葉、冬にはスキーと一年を通じて楽しめる。